《まなざしの集まり Construction of Gaze》
2023.3
2023.3
森の中で対峙した被写体の植物に対しての感じた印象と、その植物を写した画像。それらを比べた際に感じた”見えすぎている”という感覚から、写真メディアにいかにして主観性を持たせることができるかという展開を試みる。
ピンホール、自作レンズ、市販レンズ、今回使用した 3 つのレンズに共通する47 度という画角は、人がものに注意を払って見る際の視野とほぼ等しいと言われている。私の視線の代わりとしての個々の写真を、実際の風景に基づいて再構築することにより、風景に私のまなざしという主観性を介入させた。
本制作では、一つ一つの「眼差し」についての考察を通じて 、個々の視覚的な感じ方が外界をどのよう捉えてい るのかを探求した。異なる眼差しで景色を捉えることで、環境はどの程度違って見えるのだろうか。 私はこの疑問から出発し、「眼差し」が集まることで生成される景色について考察した。
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展示風景 2023.3 @VALLOON STUDIO渋谷